となりのトトロは、1988年に公開された宮崎駿が手掛けたスタジオジブリ作品で昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジーアニメと言われています。
となりのトトロといえば、公開当時は思ったよりも観客動員数や収入面が振るわなかったという経緯があります。
しかし、1998年以降2年おきにテレビ放送されることになり2020年には17回目の放送を記録しました。
今回は、
- 『となりのトトロ』の時代設定
- 『となりのトトロ』舞台となった場所は?
を中心に記事をまとめました。
『となりのトトロ』の時代設定
となりのトトロの時代設定で広く知れ渡っているのは、昭和30年代前半説です。
宮崎駿さん自身も、となりのトトロ初期構想では『昭和30年代初期』と記載されてきます。
しかし、徳間書店が出版した『となりのトトロ(ジブリ・ロマンアルバム)』には、
“昭和30年代初期っというのは、実は嘘で、本当をいうと、テレビがまだない時代の話なんです。”
という風に語られているんです。
これを深く考察してみると、日本でテレビが初めて放送されたのは昭和28年。
つまり、となりのトトロは昭和28年より前の時代設定ということになりますね。
なぜ、多くの視聴者やファンが昭和30年代初期と勘違いのでしょうか?
これには面白い理由が隠されていました。
作中でも時代設定がバラバラ
となりのトトロでは、作中でも時代設定がバラバラに表現されているんです。
これはどういうことか?
例えば、お父さんの書斎に立て掛けられていたカレンダーには1955年と書かれています。
しかし、電報が届くシーンの消印には昭和32年と記載。
お父さんの部屋に掛けられているカレンダーとも、時代が合わないですよね。
さらに極め付けは、お母さんの病室に掛けられているカレンダーは昭和33年の曜日と一致するんです。
昭和30.32.33年と作中でも統一されていないのに、ファンが正しい時代を分かることは困難だということがわかります。
『となりのトトロ』舞台となった場所は?
となりのトトロの舞台となった聖地は『狭山丘陵』と呼ばれる埼玉県所沢市にある場所です。
狭山丘陵に行けばトトロのふるさと基金という団体が運営している【クロスケの家】と呼ばれる古民家に訪れてみると良いですよ。
クロスケの家は、築100年以上経っていてトトロの時代を体験することが出来るだけではなく、お土産を購入したり実際にトトロに合うことができます。
クロスケの家は2013年6月、母屋、蔵、茶工場が国の登録有形文化財に登録される凄い場所なんですよ。
しかし、現在は新型コロナウイルスの影響で臨時休業になっているので場合があるので、訪れる際は公式ホームページをチェックしましょう。
まとめ
今回は『【となりのトトロ】時代設定はいつ?舞台となった場所は?映画中のシーンから徹底解説』と題して記事をまとめていきました。
となりのトトロの時代設定は、昭和30年代初期と認知されています。
しかし調べてみると実際は、テレビのない時代つまり昭和28年よりも前ということが分かりました。
この事実は、作中での年表記載の違和感に気付いたファンもしくは『となりのトトロ(ジブリ・ロマンアルバム)』を購入している人のみが認知している事実です。
そして舞台になった場所は、埼玉県所沢市にある『狭山丘陵』と広く知れ渡ってしてクロスケの家と呼ばれる施設もあるので一度は訪れてみたいですね。
作中のモデルとなった場所が多数存在するので、行く価値が十分ありオススメですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。