自動車のF1シリーズ開幕戦であるバーレーン・グランプリ(GP)は、3月28日に決勝が行われました。
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅がデビュー戦で9位入賞を果たすという偉業を成し遂げました。
日本人のF1参戦は小林可夢偉以来なんと7年ぶりです。
さらに、デビュー戦入賞は初めてです。このような一躍注目を集めた20歳の日本人レーサーに対し、英紙は「158cmのルーキーが名を上げる」と評価が高まっています。
そこで、ほかにはどんな評価が角田裕毅に向けられているのか、海外からのさまざまな反応を調べてみました。
目次
角田裕毅の海外から反応は?
角田の鮮烈なデビューは、海外メディアからも非常に注目されています。
まず、英紙「ザ・タイムズ」で紹介されたり、ドイツのTVチャンネル『Sport1』では、アルファタウリのフランツ・トスト代表が角田について語るなど、海外メディアでも続々と取り上げられました。
さらにイギリスのサイト『RaceFans』では、『2020年 F2ドライバーの評価 トップ10』で堂々の1位を獲得しています。
さらにSNSでも、海外からの反応は続々と投稿されています。
英紙「ザ・タイムズ」
英紙「ザ・タイムズ」では「日本の5.2フィート(約158センチ)のルーキー、ユウキ・ツノダが名を上げる」の見出しで報道されました。
報道の中で、このように伝えられました。
「ユウキ・ツノダの名前を知らないだろうが、時間が経てば聞きなれたものになるはずだ」
「F1史上初の2000年代生まれのドライバーである、日本出身の20歳ルーキーは、昨日のバーレーンGPで見事だった。9位でフィニッシュし、デビュー戦でポイントを獲得したのは、2016年のストフェル・バンドーン以来となった」
このように海外へも好印象を与えていることがわかります。
ドイツのTVチャンネル『Sport1』
ドイツのTVチャンネル『Sport1』でアルファタウリのフランツ・トスト代表はこんなふうに話しています。
「ユウキは並外れた才能の持ち主だ。彼のドライビングスキルは非常に高いレベルにあると称賛しなくてはね。彼の決断力は非常に優れており、集中していて、必要な自信も持っている」
「角田裕毅というドライバーは、F1で大成功を収め、我々にもっと素晴らしいレースを見せてくれると思う」
「彼は必ずやワールドチャンピオンになるだろう」
イギリスのサイト『RaceFans』
イギリスのサイト『RaceFans』では、2020年一年間で、F2での戦いぶりからドライバーとしての評価トップ10を選出しましたが、角田裕毅はなんと、堂々の1位に選ばれました!
ちなみにトップ10はこのような結果として発表されました。
1位 角田裕毅
2位 カラム・アイロット
3位 ミック・シューマッハ
4位 ロバート・シュワルツマン
5位 フェリペ・ドゥルゴビッチ
6位 周冠宇
7位 クリスチャン・ルンガー
8位 ルイ・デルトラーズ
9位 ニキータ・マゼピン
10位 ルカ・ギオット
これは実際のF2ランクとは異なり、角田はF2ランクでは3位にランクインしました。
1メディアでの評価ではあるものの、遠いイギリスの地で、しかも2位のイギリス人選手を抑えての1位!
同じ日本人としてもととても誇らしいし、尊敬します。
"They all like him. He is a charming, 20-year-old Japanese guy with a sense of humour.
"159 [centimetres] and 61 kilos, so all designers love him!” - Red Bull's Helmut Marko on @yukitsunoda07 https://t.co/QZQOPPrSYk #F1 #BahrainGP
— RaceFans (@racefansdotnet) March 30, 2021
FIAルーキーオブザイヤーの受賞
毎年、スイスで行われるFIA表彰式(FIA Prize Giving ceremony)が、2020年も12月18日に行われ、そこで角田裕毅はFIAルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
これは日本人初となる受賞です。
https://twitter.com/fia/status/1340006478346924033?s=20
通常はF1から選ばれる賞ですが、F2ドライバーとしては2017年のシャルル・ルクレール以来です。
なんとシャルル・ルクレールは現在フェラーリF1で大活躍している選手です。
海外のSNSの反応
海外からの反応もたくさん集まっています。
https://twitter.com/AlphaTauriF1/status/1376943361316257799?s=20
https://twitter.com/ARMANDO_MAIKY/status/1376911050302492673?s=20
Amazing debut by #yukitsunoda #BahreinGP #Formula1 #F1 #alphataurif1 pic.twitter.com/GCXOEckCUt
— Race Force 1 (@raceforce_1) March 31, 2021
@yukitsunoda07's debut race gained him 2 pts for @AlphaTauriF1 putting them on the 5th position in the constructors champion and him in 9th in driver's championship. I think I am suddenly a yuki fan now.#YukiTsunoda #F1 #BahrainGP #FanF1ction
— FanF1ction (@f1fanfiction) March 30, 2021
いかに世界にも衝撃を与えているかがわかりますね。
まとめ
海外からの評価も高い角田裕毅。
彼はF1でポイントを獲った最年少の日本人ドライバーであり、F1デビュー戦でポイントを獲った初の日本人ドライバーであるというポジションを獲得し、海外からも高い評価を得ました。
2020年FIAルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた角田裕毅ですが、同じくF2で2017年に選ばれたルクレールも今やフェラーリF1で大活躍の選手。
角田裕毅も今後、F1におけるエースドライバーとなる可能性も十分に秘めていそうです。
今後ますますの活躍が期待されます。