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【凱旋門賞2021】出走する日本馬はどうやって輸送する?手段や費用を解説

近年、毎年のように凱旋門賞に出走しています。日本馬が凱旋門賞に出走する際、どのようにフランスまで輸送しているのかご存じですか?

 

競走馬の海外輸送は、人間が海外旅行に行くのとは比べ物にならないほど手段には手間と費用がかかります。

 

この記事では、日本馬を凱旋門賞のために輸送する際の方法や輸送にかかる費用、輸送が競走馬に与える影響について解説します。

日本馬を海外に輸送する方法とフランスまでの輸送時間

競走馬の長距離輸送は、どのように行っているのでしょうか。

 

馬運車という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、実際に馬運車に馬を積み込む際の方法や凱旋門賞に出走する日本馬の輸送方法を詳しく紹介します。

競走馬はどうやって輸送する?長距離輸送の方法

 

国内で競走馬を長距離輸送する場合、馬運車という大型トラックに馬を積み込んで輸送します。

 

馬運車の内部は、一頭分が立っていられるギリギリのスペースが区切られており、輸送中の競走馬は身動きを取ることができません。

 

揺れる車内では馬が自由に動いてしまうと思わぬ事故を起こす可能性もあるので、安全のためにもこのような作りになっています。

 

凱旋門賞に出走する場合の輸送方法

凱旋門賞に日本馬が出走する場合、飛行機で輸送します。

コンテナのようなものに2~3頭の馬が積まれ、貨物扱いでの輸送となります。

 

コンテナの内部は馬運車の内部と同じように一頭ずつのスペースが区切られており、馬が大きく身動きを取ることはできません。

 

国内輸送と海外輸送の大きな違いの1つが、検疫があるかどうかです。

海外に馬を輸送する際は、輸出時5日間、輸入時10日間の検疫期間が必要になります。

 

そのため、凱旋門賞に出走する場合は検疫期間を考慮して日程を組む必要があるのです。

 

飛行機での輸送となるので、フランスまでの時間は12時間程度となります。

空港までの輸送時間も含めると、移動だけで数日がかりになることも珍しくありません。

 

凱旋門賞の輸送費用はいくら?誰が費用を負担するのか

競走馬の海外輸送には莫大な費用がかかります。

凱旋門賞に出走する日本馬をフランスに輸送する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

 

具体的な費用と、高額な輸送費用を誰が負担するのか紹介します。

凱旋門賞に出走する場合の輸送費用

凱旋門賞に日本馬を輸送する場合の輸送費は、なんと1000万円以上。

さらに、輸送費の他にもレースへの登録料や出走料、現地での諸費用もかかり、費用の総額は1500万円以上にものぼります。

 

凱旋門賞の1着賞金はおよそ3億7千万ほどなので、勝てば輸送費以上の金額を取り返すことも可能。

勝算があるからこそ莫大な費用をかけて凱旋門賞に出走するのです。

一口クラブの馬の海外輸送費用は会員負担

凱旋門賞に出走する日本馬の輸送費は、馬を所有している馬主です。

海外レースの中には招待競走というものがあり、現地の競馬主催団体が輸送費を負担してくれるケースもあります。

 

しかし凱旋門賞の場合、輸送にかかる諸経費は全て馬主の負担です。

 

近年では、一口クラブの馬が凱旋門賞に出走することも増えています。

一口クラブの馬が凱旋門賞に出走する場合、輸送にかかる費用を負担するのは、出資している会員です。

 

400口の場合、1口あたりおよそ3万円以上の金額が会員の負担となります。

しかし凱旋門賞に出走するような馬の場合、それまでの賞金で輸送費をまかなえることがほとんどです。

凱旋門賞に日本馬を輸送すると馬にはどんな影響が出る?

競走馬の輸送には手間や費用がかかります。

凱旋門賞に出走する日本馬の輸送は人間にとっても負担が大きいものです。

しかし、実は競走馬にとっても大きな負担となります。

 

海外輸送が日本馬に与える影響にはどのようなものがあるのでしょうか。

長距離輸送が馬に与えるストレスを紹介します。

輸送で体調を崩す日本馬もいる

競走馬を長距離輸送すると、国内であっても輸送熱や輸送減りといった体調不良を引き起こすことがあります。

 

特に輸送熱はレースの出走前に引き起こすと休養しなければなることもあり、長距離輸送の際には事前に発熱を抑える注射をすることもあるほどです。

 

凱旋門賞に出走する日本馬にとっても、長距離輸送は大きなストレスを与えます。

もし日本馬が輸送で体調を崩してしまった場合、レースで本来のパフォーマンスを見せることができません。

 

そのため、関係者は競走馬の体調に対して非常に神経を使います。

慣れない環境は馬にストレスを与える

凱旋門賞に日本馬を輸送する場合、身動きが取れない状態で実に半日以上も飛行機内のコンテナに閉じ込められます。

 

また、輸送前には1週間程度の検疫が必要です。

輸送に関わる全ての過程が競走馬にとっては慣れない環境であり、環境の変化に弱い馬にとっては大きなストレスとなります。

 

関係者にとっては、輸送でできるだけ馬にストレスを与えないということが大きな課題の1つです。

 

まとめ

凱旋門賞に出走する日本馬の輸送には、1500万円以上の莫大な費用がかかります。

立ちっぱなしの状態で長時間輸送されるのは、競走馬にとってもストレスです。

 

輸送で体調を崩してしまい本来のパフォーマンスを発揮できない馬もいるため、日本馬の海外輸送には非常に神経を使います。

 

しかし、その手間と費用をかけてでも凱旋門賞に出走したいと思う日本馬の関係者も多数です。

凱旋門賞で活躍する日本馬の陰には、輸送をはじめとした様々な努力が隠れています。

 

このようなことを知ると、ますますロマンがありますね。

今年の凱旋門賞も楽しみにしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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