日本でもトップクラスの人気を誇る「野球」では、現実的に「金メダルを狙える実力がある」というのも注目する理由と言えるかもしれません。
また、エンゼルスの大谷翔平選手の大活躍によって野球の楽しさに興味を持った人も、今回のオリンピックで侍ジャパンをチェックするはずです。
コロナ禍での開催ということもあり過去のオリンピックと比べ特殊な状況とも言える今回の「東京2020オリンピック」ですが、選手たちの準備は着々と進んでいます。
陸上やサッカーなど気になる競技はとても多いですが、特に「野球」に注目している人は多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな「東京オリンピックで侍ジャパンは金メダルを狙えるのか?」という疑問や「注目メンバーや今大会の見どころ」について解説していきたいと思います。
目次
侍ジャパンが東京オリンピックで金メダルの可能性を左右する注目メンバーは?
侍ジャパンが東京オリンピックで金メダルを狙える可能性は十分に秘めています。
中でもその金メダル獲得の運命を左右するともいえる注目メンバーを挙げてみました。
侍ジャパンの注目選手について、次の5名が最も注目されているといっても過言ではないでしょう。
山本由伸選手(オリックス)22歳
2016年のドラフト4位でオリックスに入団した若き右腕です。
2019年には最優秀防御率、2020年には最多奪三振のタイトルを取り、最速158キロのストレートやスライダー、スプリット、カーブ、シュート、チェンジアップなど多彩な変化球も大きな魅力です。
村上宗隆選手(ヤクルト)21歳
2017年のドラフト1位でヤクルトに入団し、3年目の開幕戦で4番を任されるまでに成長している若きホームランバッターです。
2019年の新人王である村上選手のスイングスピードは他の選手を圧倒するレベルで、今大会での爆発が期待されています。
柳田悠岐選手(ソフトバンク)32歳
柳田悠岐選手は、2010年のドラフト2位でソフトバンクに入団し、2015年に「トリプルスリー」を達成した日本におけるスター選手です。
2016年~2018年までの3年間は、オールスターファン投票で両リーグでトップになるなど、その人気はかなり大きなものとなっています。
首位打者2回、最多安打1回、最優秀選手2回、ベストナイン5回といった華々しい実績に裏付けされた実力は、オリンピックで必ず証明されることでしょう。
田中将大選手(楽天)32歳
田中将大選手は、2006年の高校生ドラフト1位で楽天に入団し、その後日本を代表する投手へと成長し、WBSでも活躍。
このような様々な功績が称えられています。
- 最多勝利2回
- 最優秀防御率2回
- 最多奪三振1回
- 最高勝率2回
- 沢村栄治賞2回
- 新人王(2007年)
- 最優秀選手1回
- ベストナイン2回
- 最優秀投手1回
- ゴールデングラブ賞3回
他
メジャーリーグでも通算78勝を挙げ、今シーズンから日本のプロ野球に復帰しました。
投手としての実績、実力は侍ジャパンの中でも圧倒的であるため、侍ジャパンが金メダルを取る為に最も大事なピースと言えるでしょう。
坂本勇人選手(ジャイアンツ)32歳
坂本勇人選手は、2006年の高校生ドラフト1位でジャイアンツに入団し、以降ジャイアンツの顔として活躍を続けています。
坂本選手もこのような功績が称えられています。
- 首位打者1回
- 最多安打1回
- 最優秀選手1回
- ベストナイン6回
- ゴールデングラブ賞4回
実績も日本トップクラスです。
特に12シーズンの平均安打数が157本で、2017年にはNPB史上2番目の若さで1500安打を達成している安打力は侍ジャパンの大きな武器となることでしょう。
オリンピック野球の見どころと侍ジャパン金メダルの可能性
2012年ロンドンオリンピック、そして2016年リオデジャネイロオリンピックでも正式種目から外れていた野球が東京オリンピックで復活するということで、今回かなり話題となっていますし、侍ジャパンの躍進が期待されています。
オリンピック野球の見どころは敗者復活戦
オリンピックの野球の見どころには、「一度負けても金メダルを目指せる大会方式」が挙げられます。
予選リーグの順位やノックアウトステージの勝ち進み具合によって敗戦しても「敗者復活戦」へと回ることができ、そちらで勝ち進めば金メダルを取れるということです。
サッカーなどではありえないルールですが、もし負けてもまだ可能性があるというのは侍ジャパンを長く見ていたいというファンにとっては有難いシステムと言えるでしょう。
侍ジャパン金メダルの可能性
開催国であることや、メジャーリーガーの不参加という現実を考えれば、初の金メダルを獲得できる可能性はかなり高いのではないでしょうか。
野球がオリンピックの正式種目になってからの日本の最高成績は、96年アトランタオリンピックの銀メダルとなっているので、正式種目後初の金メダルが取れるのかという点も大きな見どころと言えます。
侍ジャパンの強烈なライバルは?
NPBからも3名のアメリカ代表選手(タイラー・オースティン、スコット・マクガフ、ニック・マルティネス)が選ばれており、現役バリバリのメジャーリーガーこそ参加していないものの、日本にとって強烈なライバルとなることは間違いないでしょう。
さらに、韓国やドミニカといった強豪が出場しているのはもちろん、やはりアメリカ合衆国の出場が決まっているのも大きな注目ポイントです。
まとめ
今回は、「東京オリンピックで侍ジャパンは金メダルを狙えるのか?」という疑問や「注目メンバーや今大会の見どころ」について解説してきました。
NPBのスター選手が多数参加する東京オリンピックの侍ジャパンゆえに、金メダルの期待はかなり高くなっています。
コロナ禍による開催ということで多少の不安はありますが、ぜひ侍ジャパンの躍動を期待しましょう。